【ゼルダ無双】DLC追加要素の総まとめとそれぞれの感想【厄災の黙示録】

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DLCで追加されたストーリー

追加ストーリーはテラコに記録された記憶を遡る仕様

第一弾ではストーリー自体の追加はありませんでしたが、第二弾ではストーリーとそれぞれのムービーも追加されています。

 

第一弾終了の時点ではストーリーが一応完結している以上「追加のエピソードを入れてくるのは難しいかな」とも思っていたのでそれだけで満足。

なので多少強引に捻じ込んだ感はあったものの、個人的には全然OK。

ストーリーと共に追加されたムービーも結構多い

追加のストーリーは基本的にミニガーディアンのテラコに記録された記憶を追っていくという内容。

本編クリア(ガノンを倒す)までの間に、描かれなかったストーリーを断片的に遡っていく仕様でした。

追加されたストーリーのチャレンジは

  • ゼルダの元へ
  • カカリコ村救援戦
  • ハイラル大森林捜索戦
  • 王立古代研究所解放戦
  • ハイラルの姫と王
  • イーガ団撤退戦
  • 追憶の守護者

7つそれぞれにムービーもあります。

追加のストーリーは断片的

時系列としては飛び飛びのストーリーになるので本編のストーリーをしっかり把握していないと、どこの段階の話かは少しわかりにくい気がしました。

最終的に味方側につくイーガ団も追加のストーリー内では敵のまま。

また、それぞれの追加ストーリーが繋がっている訳でも無く断片的です。

補足のテキストは入るものの、人によっては少し整理しないと入ってこないかも知れません。


追加のストーリーはExとして別項目で表示される。
クリア後には時系列順に並び直せても良かったかも。

まあ「わざわざエキスパンションパスを買ってまで遊ぶ層なら、一々説明しなくてもちゃんと把握出来るだろう」という製作側の思惑もあったかも。

実際に大体の人はわかると思いますが、少し気になった点。

追加ストーリーで手に入る武器はショボい

追加のストーリーは最も高いものでも推奨レベルは58。赤き月も出ない。

繰り返しにはなりますが、今回の追加ストーリーは本来のストーリーの合間に入ってきたものなのでチャレンジの適正Lvは低めに設定されています。

それもあって入手出来る武器のランクが低くなってしまっています

追加のストーリーはガノン討伐前という位置付けなので入手武器のランクも低い

本編よりも敵が強くなってしまうと矛盾してしまうのでしょうがないですが、難易度・入手武器ともに本編クリア後にプレイするにはやや物足りなさもありました。

記憶チャレンジでは通常クリアとは別個に条件を満たしていく

記憶チャレンジがある様に何度かは周回する事が前提として作られているので、入手武器くらいは良いのが手に入っても良かった様に思います。

追加のエピソードはストーリーというよりシチュエーション

通常クリアの時点での感想としては、もっと英傑視点のエピソードがあればと思っていましたが追加のストーリーは主要キャラそれぞれにスポットを当てた内容

どのエピソードもストーリーというよりは製作者側の「こういうシチュエーションを描きたい感」が強く出てた印象です。

ハイラル城から撤退後を描いた「ハイラルの姫と王」

ブレワイではお互いすれ違った末に悲しい結果となったハイラル王とゼルダでしたが、今回は逆にそれぞれの頑張りが実は相互に作用しあってたというのがブレワイ本編との対比っぽくて良かったです。

グイグイくるチューリにタジタジのリーバル

また今回のゼルダ無双では同種族間推しが強いというか英傑+未来組の繋がりを意識したものが多くDLCでもその流れでした。

今の自分ではもう叶わない事を昔の自分に託すシド

個人的にはリンクやゼルダとの関わりをもっと見たかったですが、主要キャラ全員にスポットを当てるなら同種族でまとめた方が作りやすかったのかも。

未来組にとってはBotWの後日談  

今回のゼルダ無双はブレワイとは別の時間軸になった話ではありますが、未来組に関してだけは明確にブレワイと繋がっています

ブレワイでも未来組は全体的に能力は高いのに、どうも自信を持ちきれていない感がありました。

英傑を前にして気遅れ感のある自信の無いユン坊

そこは仮りそめとは言え、ある程度平和な時代に生きていたからだったり英傑へのリスペクトがある故のコンプレックスだったりしたのかも知れません。

ユン坊がリンクにそこまで感謝していたのはちょっと意外。語尾もしっかり「ゴロ」に。

ブレワイの方のストーリーでは各々がリンクと共闘する事によって殻を破った感がありましたが、今回のゼルダ無双では主に同種族の英傑達がその役割でした。

特に追加のDLCではそこの部分がより強調されていた様に思います。

ユン坊には先祖であるダルケルからの英傑認定

ブレワイでも神獣攻略後にはそれぞれに変化の兆しを見る事が出来ますが、DLCでは更に「同種族の英傑から直にお墨付きを貰う」というブレワイ本編ではありえなかった状況が見られたのは良かったですね。

ルージュにとって憧れのウルボザに認められるのは格別のはず

話としてはパラレルワールド的ではあるものの、それぞれが安心して未来を託す事が出来たのは英傑側にとっても嬉しかった様にも感じます。

未来組に関しては、もしかすると続編のBotW2(仮)でも再登場するかもですね。

この時代のテラコにも救いがあれば良かったかも

この時代のテラコはガノンの器状態

ゼルダシリーズお馴染みのボスであるガノンは、今回自分達の世界のミニガーディアンであるテラコを媒介として憑依します。

構図としてはある意味

少し未来から来たテラコ vs ガノンに取り憑かれた現代のテラコ

でもあった訳で「こっちにも救いがあれば良かったかな」なんて思います。

特にDLCでのボスは本編とは違いテラコが絡んでくる形態だったので、特にそう感じました。

DLCのボスは現実世界のテラコに憑依し、更に変化した変異ガノン。

まあそれをやるとテラコが2人になってややこしかったり、現代の方のテラコは未起動だったという事で一応は納得出来るんですが。

クリア後にはプレイアブルとして厄災ガノンが使える様になりますが、人によってはガノンを使うという事に抵抗がある様なので、取り憑かれた方の憑依ガノンを使用できる方がしっくりきた気がします。

クリア後に使える様になる厄災ガノンは人型

ただアクションゲーとしては全然別のタイプがいた方が面白くもあるので、無いものねだりかも知れません。

EDのムービーも追加

全ての記憶チャレンジを達成すると、追加DLCのED的なムービーも見られます。

内容としてはテラコに記録されている思い出を短いシーン毎に見ていく形ですが全てのシーンを語りたくなるくらいどのシーンも見所があって凄く良かったです。

覚醒しマスターソード(ファイ)の声が聴ける様になったゼルダ。内容が気になる。

時系列的には厄災ガノン討伐前となるので、どういうEDになるのかと思っていたましたが本編のEDとはちゃんと差別化された形でうまく作られていました。

多くの兵士が素通りする中、ハイラル王にだけボックリンが見え一礼する。 昔の王では見えなかったはず。

戦闘の合間の何気ないシーンだったり、ストーリーとはあまり関係無い部分のピックアップだっただけにほのぼのする様な内容が多かったです。

ウルボザとルージュ2ショットのスナザラシラリー。スナザラシが群れになってるのも、なんかボス感が出てて良い

ブレワイでは「ウルボザもスナザラシラリーやってたのかな」とか思いながらプレイしてたのもあって、二人のスナザラシラリーのシーンも好き。

勝手なイメージですが、ウルボザはめちゃ上手そう(笑)。

テラコ視点のゼルダ含む主要キャラの集合シーン。尊い。

DLCプレイ以前は、ムービーがあるとしたら最後はウツシエで締めてくるかなと思ってたんですが、ある意味それを更に焼き増しした様な形で良かったですね。

でもなんだかんだやっぱり区切りよく一枚撮って欲しかった気もします(笑)。  

100年後も関連のある人物はもっと出て欲しかった

DLCに限った話では無いですが、欲を言えば100年後であるブレワイの世界に関連したキャラはもっと出て欲しかったです。

BotWでは重要な役割だったカッシーワ。師匠の遺志を受け継ぎ各地を飛び回っている。

100年前のストーリーという事で、すぐにカッシーワの師匠を連想した人も少なく無かったはず。

カッシーワの師匠はハイラル王家に仕えたシーカー族の宮廷詩人

厄災の際には故郷のカカリコ村に避難したという事もあって、DLCでカカリコ村のチャレンジが出た時には期待しましたが結局それらしいエピソードは出てきませんでした

100年前はリンクに泳ぎを教えて貰ったというBotWのリトバン

また、他にも長寿なゾーラ族は100年前にも既に存在しているキャラが結構いるので、もう少し何かあっても良かった気はします。

リンクの事を「リンリン」と呼ぶ、若かりし頃のコダーさんなんかも会ってみたかったです。

リンクに「ミファーとどっちを取るのか」と迫ったというコダーさん。ミファーとの絡みも含めて会ってみたかった。

もしかするとこの中にいたりするのかも?

まあストーリーとは直接関係無い所でもあるので、ここは流石に求めすぎかも知れません。

ただ、このゲームだからこそそのくらいまでやってくれるんじゃないかという期待感はありました。

最後に

ゼルダ無双はあくまでスピンオフ作品の無双シリーズ。

BotWという人気ゲームの関連コンテンツはセールスも見込める反面、注目度も高い分リスクもあったと思います。

その点、なんでもアリ的な印象のある無双シリーズにも関わらず、うまくストーリーと絡めて細部まで拘って作ってあり製作陣の本気度も感じました。

特にDLC第2弾ではそれまで自分が以前に持っていた要望もいくつか満たしてくれたりと、なによりファンサービスが多かったというか、製作サイドにかなりブレワイ愛を感じる事が出来たのは正直うれしかったです。

 

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