追加DLCも発表された「ゼルダ無双-厄災の黙示録-」。
すでクリアした人、やり込んでいる人も多いかと思います。
自分自身、相当やり込みましたが、各地の景観を見て回るのもかなり面白いと感じました。
ここではBotWとの比較画像なども交えながら、そういった点を少し紹介していきたいと思います。
ゼルダ無双では100年前のハイラルを体験出来る
今回のゼルダ無双の舞台はBotWの100年前という設定です。
なのでブレワイと景観がどう違うのか、というのも楽しみ方の一つ。
本来のアクションゲーの楽しみ方とは多少ズレてはいますが、それが出来るのもこのゲームの魅力だと感じています。
BotWは壊滅後の世界を練り歩く楽しさ
ブレワイでは残骸などから「ここは元々どんな場所で何があったのか」と想像を掻き立てられる様な世界観になっていました。
エピソードにしっかり絡むものもあれば、ゾナウ遺跡の様に結局作中では謎のまま終わるものもあります。
BotWでのハテノ砦に面したクロチェリー平原。
ゼルダ無双ではこういった残骸の元の形などもわかる。
BotWは100年前からしっかりと逆算して作ってあったので、今回のゼルダ無双にはその答え合わせ的な要素も含まれていると感じます。
ゼルダ無双はマスターワークスを読む様な楽しさもある
こちらでも書いたんですが、ゼルダ無双ではしっかりとBotWの設定が引き継がれています。
もちろん全く矛盾が無い訳ではないですが、BotWでは見られなかった部分もあって個人的には満足してます。
そういう点ではある意味、公式設定資料集であるマスターワークスを読んでいる様な楽しさに近いですね。
共通の場所を巡るのは楽しい
ストーリーに大きく関わらない地域でも、結構よく作り込まれているので、ゼルダ無双をクリア後にもう一度BotWをやってみたくなりました。
ゼルダ無双でのコモロ池駐屯地。昔は橋もかかっていたらしい。
BotWでのコモロ池駐屯地跡。完全に一致はしないが、恐らくこの辺り。
各地を比較しながら巡りましたが、場所によってはかなり再現度が高いです。
ゼルダ無双のメーベ牧場。こんな風に兵士の鍛錬に使われる事もあったのかも。
BotWではもうほぼ平原。塔も半分くらい崩壊している。
わかりやすい共通の建物や背景があると探しやすいですね。
双子山が一望出来るモヨリ橋。橋は封鎖されている。画像はゼルダ無双から。
100年後の同じ場所で記念撮影するリンクさん。
時系列としては逆の形にはなりますが、ゲーム内での歴史探訪・聖地巡礼的な楽しさがあります(笑)。
ゼルダ無双のマップは完全に一致している訳では無い
ワールドマップ自体はBotWとほぼ同じ。
共通の場所があるとはいえBotWとマップが一致している訳ではないです。
またBotWの様にどこにでも行ける様なオープンワールドでもないです。
既にプレイ済みの方には今さらになりますが、マップの注意点を少しだけ。
マップはチャレンジごとの切り取り
ゼルダ無双でのマップは切り取ったミニマップになっています。
慣れるまでは拡大しても少し見にくいミニマップ。結構迷う。
当たり前かも知れませんが、ゼルダ無双ではBotWには存在していない地形なんかも普通にあります。
風景もしっかり作ってあるのでそこまで気になる事は無かったですが、地形が完全再現されている訳では無いです。
サイズ感は違ったりしてる
ゲーム内の建物やオブジェクトなんかのサイズ感は微妙に違ったりもしてます。
リトの兄弟岩もちゃんと再現されてます。ただサイズは小さめ。
BotWとは違って本当に普通の背景だったりもするので、まあこの辺りは仕方無いかなと。
そもそもが色々と別ゲーなので。
制限時間のあるチャレンジも多い
無双シリーズなので仕方無いですが、やたらと時間制限のあるステージも多い仕様です。
なので、ゆっくり景観を楽しめないステージもあります。
チャレンジによっては時間がかなりカツカツになる事も。
そういうゲームじゃないのはわかるんですが背景含めて作り込んであったので、ここに関しては少し勿体無かった様に感じます。
メインストーリーでは時間制限が無いのも多いですが、一周目だと没頭したいのもあってそこまで色々と見て回れませんでした。
闘技場自体で戦えなかったのは残念
チャレンジで闘技場が出た時はワクワクしたものの、実際の闘技場でのバトルはブレワイでの力の試練の祠の様な仕様。
強敵と戦える闘技場のチャレンジミッション。
容量の問題なんかもあったのかも知れないですが、綺麗な闘技場で戦ってみたかったという人も多いはず。
それが実現されなかったのは残念。
ちなみに闘技場の外観はしっかりと作られています。
ゼルダ無双での闘技場の外観。この時点でも損傷していたのは意外。
BotWでの、ほぼ同じアングルから見た闘技場。
外観は良かっただけに、なおさらここで戦ってみたかったです。
追記:DLC第二弾では闘技場のマップが追加
ゼルダ無双での闘技場の外観は既に100年後であるブレワイの世界と同じ壊れ方だったのでいつ崩壊したのかは謎でした。
「100年前の時点で既に遺跡的な扱いだった」とも考えていましたがDLC第二弾では崩壊のシーンが見られます。
やはり厄災の影響だった様ですが、BotWの時間軸ではどういう風に崩壊したんでしょうね。その辺りは謎のまま。
ゼルダ無双のハイラル歩きが楽しい
ここからはBotWとの比較画像と共に、個人的に楽しめた場所を少しだけ紹介します。
自分の場合、今回のゼルダ無双で特に期待していたのは
- アッカレ砦
- ハテノ砦
- 始まりの台地
のエピソードで、どれだけストーリーに絡んでくるかも気になってました。
感想としてはどれもがちゃんと作られていて、そこはBotWファンの事をよく考えられていたなと。
なので、その辺りの画像が中心になっています。
アッカレ砦
正面から見たアッカレ砦。
BotWでは周囲はガーディアンだらけ。ゼルダ無双では理由も少し触れられます。
アッカレ砦はBotWの時間軸ではハイラル王国が滅んだ最後の地。
ブレワイの方ではあまりストーリーには絡んでこない場所ですが、裏設定としては結構しっかりとエピソードがあるので、期待してました。
ゼルダ無双では建物内部にも入れるが、外周の階段は崩落し塞がれている。
逆にBotWでは入口は埋もれてしまって、建物内にはほとんど入る事は出来ない。
ブレワイではアッカレ砦自体にはほとんど入れなかったので、中の状態を見れたのも良かったです。
建物内部をシーカータワーが突き破って出てきているのも見る事が出来る。
BotWで見られるのは最上部あたりだけ。
カメラワークの問題もあって屋内の戦闘はやりにくかったりもあるんですが、ブレワイでは屋内の戦闘はハイラル城くらいだったので臨場感なんかは楽しめました。
ゼルダ無双では砦の周りにも建物があります。
BotWでは階段の残骸があるだけ。初プレイ時は気にもならなかった。
砦だけでなく、周囲の施設や軍事演習場などもステージだったので見て回れたのは良かったです。
結構、再現度も高め。
下から見上げるアッカレ砦への連絡通路
BotWでは橋は落ちてしまっている。
今回のゼルダ無双では橋が落ちるシーンも見る事が出来ます。
シチュエーションは全く違うんだろうけど、原因は恐らく同じだったと思うと中々深いです。
クロチェリー平原〜ハテノ砦
ハテノ砦は厄災から唯一防衛を果たした奇跡の砦。
期待通り、ここは流石にガッツリとイベントに絡んできます。
ゼルダ無双でのハテノ砦のステージはかなり広範囲。
クロチェリー平原側から見た双子山の滝。ゼルダ無双では祠は無い。
BotWではリンクの後ろに双子馬宿が出来ている。
ふたご兄橋を渡った所くらいまでがステージになります。
ゼルダ無双ではここから先は封鎖されている。
右に少し見えているのが、ふたご兄橋。
またクロチェリー平原からカカリコ村方面に通じるカカリコ橋もこのステージで見る事が出来ます。
橋の奥にはちゃんと関所の様なものがあったのもわかる。
BotWでのカカリコ橋。この時代ではもう柱が少し残っているだけ。
そして肝心のハテノ砦はこんな感じ。
ハテノ砦の外観。わかり辛いですが、奥にも門があり二段構えの砦に。
中に入ると関所を取り囲む様に防壁が築かれています。
BotWでは周囲の防壁は完全に無くなり、ここだけがまさに首の皮一枚で残った様な状態。
また横の高台に登るとハテノ砦の全体を見渡せます。
横の高台から見たハテノ砦。
BotWでも高台はあるが結構高さが違う。
マスターワークスを読む限り、元々の設定では周りの防壁は無かったのかも。
ゼルダ無双でのハテノ砦のステージは全体的に暗くてわかりにくいですが、色々と見所の多いマップだと思います。
始まりの台地
もはやホーム感すら漂う始まりの台地。恐らく全員ここに来たはず(笑)。
流石に「始まりの台地が出てこないはずは無いだろう」とは思ってましたが、ちゃんとメインストーリーにも絡んできます。
ゼルダ無双のマップでは残念ながらハイリア山の方面には行けませんが、入口の門あたりは見る事が出来ます。
この時点で始まりの台地も厄災によってあらゆる場所が損傷している
100年後も入り口はほぼそのまま。BotWでは瓦礫は無くなっている。
また関連したチャレンジ以外でも台地の外観が見れたりします。
ゼルダ無双での始まりの台地の入口。台地前の宿場町も栄えていたのがわかる。
BotWでは入口は土に埋もれている。(ちなみに人為的に埋めた説アリ)
台地の内側から入口を見るとこんな感じ。
内側から見た始まりの台地の入口。階段で時の神殿に繋がる参道になっている。
100年後には埋もれた上に水が溜まってしまっている。
マスターワークスにも書かれてはいますが、ゼルダ無双では入口から階段で時の神殿に繋がる参道になっていた事がよくわかります。
階段を少し登った中腹あたりの広場。
BotWでは手前の建物は崩壊しているので、この位置からでも時の神殿がよく見える。
更に階段を登ると、時の神殿を正面から眺められる広場に出ます。
時の神殿前の正面広場。
BotWでは両側の建物は完全に崩壊し、時の神殿もボロボロ。
始まりの台地はより一層、気合を入れて作ってあった印象ですね。
ここはやっぱり見て回っているだけでも楽しいです。
BotWプレーヤーならそれぞれに発見があるはず
他にもブレワイでは廃墟となってた所にゼルダ無双ではちゃんとお店が出てたりと、細かい部分も凝ってあります。
ゼルダ無双のコポンガ村にある店、ラトス・ケーオ。この地域でも店主はゾーラ族。
100年後は壊滅してしまっているコポンガ村の跡地。
ブレワイではあまり気にならなかったものでも、ゼルダ無双で色々散策する事によって人それぞれ違った発見が出来るんじゃないかと思います。
もう一度ブレワイをやりたくなるという人も多そう。
動画などでストーリーは既に知っているという人でも、こういうのが好きな人は是非自分でプレイしてみて欲しいです。
ゼルダ無双の楽しみ方も人それぞれ
簡単にでしたが、ゼルダ無双での散策の楽しさをBotWとの比較画像と共に紹介しました。
今回紹介したのはほんの一部なので、違いを比べると面白い場所はまだまだ多いです。
ゼルダ無双は追加のDLCも発表されましたが、発売までの間そういう楽しみ方をして待ってみても良いんじゃないでしょうか。
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