ギタリストの間でも評価の高いマテウス・アサト。
技術のみならず様々な面で「新しい世代のギタリストの一人」と言って良いくらいのプレーヤーなので、簡単に紹介してみたいと思います。
Mateus Asatoとは
出典:youtube
Mateus Asato(マテウス・アサト)
- 生年月日:1993年12月29日
- 出身:カンポグランデ(ブラジル)
- ジャンル:ブルースロック、ジャズ、ネオソウル、フュージョン、ゴスペル
名前からも想像がつくかも知れませんが、日系のブラジル人ギタリストです。
祖父母が沖縄出身の日本人だそうですね。
ハリウッドの音楽学校であるMusicians Instituteを卒業し、現在はアメリカのロサンゼルスに住んでいるとの事。
youtubeでは自宅で一人軽くギターを爪弾く様な感じ(にしては上手すぎですが)で多数の動画もアップしてくれています。
ブルーノ・マーズのギタリストに抜擢されたりと、ここ数年で一気に名を上げた注目ギタリストの一人です。
Mateus Asatoのスタイル
ジャンルとしてはネオソウルと形容される事も多いです。
プレイ面ではピックや指弾きを使い分け、ダブルストップを実に上手く使う点が印象的ですね。
ビートルズの名曲なんかもカバー。
仮にギターに詳しく無い人が聴いても、誰でも良いと感じるんでは無いでしょうか。
本人も技術というよりは「音楽そのものの良さ」を伝えられる様なプレイを心がけてるそうです。
もちろん家弾きだけじゃなく、ステージでも凄いです。
こちらはTori Kellyと一緒にやってる時のやつですね。
中々に熱いソロを奏でてくれてます。
Mateus AsatoのSNS
Mateus AsatoはかなりSNSに力を入れています。
まずtwitterから
クリニックなどでも以前からちょくちょく来日されてますが、京都や沖縄が特に気に入ってるみたいですね。
そこは彼のルーツも関係しているのかも知れません。
それもあってかKyoto Jamというタイトルで曲をアップ。
単純ですが親日と言われると、やっぱりなんかうれしいです(笑)。
アコギでのプレイも流石。
彼の公式のinstagramですが、インスタなんかでも機材やこういうプレイもアップされています。
効果的なSNSの使い方
他アーティストとのフィーチャリングや単発での音源はあるものの、現時点で彼のアルバムは発売されていません。
にも関わらず、これだけの知名度というのは凄いですね。
こうやって知名度を上げてからタイミングを見計らっての発売という、戦略としての考えもある様です。
無論、実力が無くては不可能ですがSNSの扱い方がうまいなという印象を持っています。
リリースされてる音源の一つMARIA
2019年の終わり頃から制作しているという話も聞きますが、どういったアルバムになるか楽しみです。
Mateus Asatoの使用機材
使用機材は時期によって違いはありますが、かなり簡単にいくつか紹介しておきます。
SUHR ( サー ) / Mateus Asato Signature Series Classic
今はもう「彼のギターといえばこれ」というくらいに定着してきたSUHR ( サー ) のストラトタイプ。
自身のシグネチャーモデルです。
SUHRのネックの握り心地やヘッドの形がお気に入りらしいです。
スペックの特徴としてはこの辺り
- ピックアップ:Custom bridge humbucker (stay tuned for more information) and 2x ML
- ハムノイズリダクションシステムSSC II搭載
また、少し前には新たなシグネイチャーモデルもSUHRで作られています。
こちらはテレキャスタイプですね。
裏面のネック・プレートには彼のオリジナルロゴ入り。
アンプ Suhr / Bella
最近ではこのアンプをよく使用しているのを見かけます。
クリーントーンとエフェクトの乗りが良いとの事。
Bognerのアンプを使ってる事も結構ありますね。
VEMURAM Jan Ray
言わずと知れた国産の名器であるオーバードライブ。
個人的にですが、最近「いい音だな~」って思う人はほとんどこれ使ってる気がします。
彼の場合は自分仕様の500台の限定生産のシグネイチャーペダルを使ってる様です。
EVENTIDE ( イーブンタイド ) / TimeFactor
デジタルディレイの中では少し前の機種という部類ですね。
同じEventideのH9を使用していた時期もあります。
サウンドの要と言って良い、空間系のエフェクターは特に色々使い分けてる印象です。
strymon flint
エフェクターブランドの中では、まだまだ新参ながらも既に高品質で名高いstrymon。
3種類のトレモロとリバーブが使用可能。
MXR M300 REVERB リバーブ
6つのモードを選択出来ます。
エフェクト・オフ時に残響音を残すかどうかの選択など、色々と細かい気配りを感じるペダル。
SNSなんかでもアップされてますが、他にも様々な機材を使っているのがわかります。
全体的にですが、完全にボードを固定というよりは色々試しながら使ってるという感じですかね。
まとめ
機材や環境の進化もあってか、ここ10年くらいで一気にこういう「バンドだけでなく一人でもプレイする」というギタリストって多くなった気がします。
ギタリストに限らず、SNSで拡散され一気に知名度が上がるといった点は今の時代ならではといった感じですね。
どのジャンルにも言えますが、より効果的に扱うというのはこれからの時代に不可欠なのかも知れません。
いくつか簡単に紹介しましたがSNSやyoutubeでは彼のプレイがまだまだ他にも沢山見れるので、追ってみるのもどうでしょうか。
また、新しい情報があれば追記していきたいと思います。
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