E-Bowって知名度低くない?【面白ギターアイテム】

なつかし系
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ギターのアタッチメントでEBowというものはご存知でしょうか。

かなり昔からある機材な割に、知名度は結構低い様に感じています。

 

中々、面白いギターグッズなので簡単な使い方も含めて少し紹介したいと思います。

 

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E-BOWとは?

ebow

  • 弦に近づけるだけでサスティンをコントロールできるアタッチメントです。バッテリー駆動でバイオリン、ホーンや木管楽器のようなハーモニーを奏でることができます。
  • 振動電流の作用により弦振動を起こし、ロングサスティーンを生み出すアタッチメント。PLUS E-BOWは、HA-RMONIC MODEを搭載しています。

引用元:サウンドハウス  PLUS E-BOW

E-Bowは言わば「電気の弓」。

サスティナーの一種というか、要は「コイツを弦に近づけるだけで音が鳴り続けます」という代物。

いわゆるバイオリン奏法(ボリューム奏法)の様な音を奏でてくれます。

バイオリン奏法とは
ギター側のボリュームを0に絞り、弾いてから上げていく奏法。コントロール次第で文字通りバイオリンっぽい音になります。
バイオリン奏法はギターを選びますが、これだとそういった制約が無いのもメリット。
サスティーンがあまり無いギターでも関係なく音を鳴らし続けてくれるのも良いですね。

出来る事がわかりやすいデモ演奏。

若い方よりも、案外おっさんギタリストの方が知ってる印象です。

EBowのサイズ

Ebowサイズ比較

スマホ(iPhone XS)の半分程の大きさ

 

EBowの大きさは大体7cm×3cm×7cmくらい。

ちょうど手のひらに収まるサイズ感。人によっては意外とデカいと感じるかも。

 

PLUS E-BOWの音のバリエーションは2種

上の説明にもある様に2パターンの音が出せます。

通常のモードと倍音強調のハーモニックモードの2種。

センターがoff、左が通常モード、右がハーモニックモード

 

スイッチは後ろの部分にあります。

Ebowのスイッチ

作りに若干の不安を感じる頼りなさそうなスイッチ

 

ちょっとモロそうなスイッチですが、一応は問題なく使えてます。

「PLUS E-BOWでの音は2種」とは書いていますが今現在、市場に出回ってるのはほとんどPLUS E-BOWです。

 

電池の容量、電圧がモロに反映される

EBowの駆動は9V電池のみ

歪み系のエフェクターなどでは「電池によって音が変わる」のは有名な話ですがEBowも例外では無いです。

上部の蓋を開くと電池が入る様になってます

 

弦を振動させる力に直結するので、容量が減ってくるにつれ明らかに音も小さくなってきます。

基本的には充電式を使っていますが、充電式の電池だと満充電でもアルカリよりはやや劣るといった感じ。

充電式の9Vの角電池はどれも実質8.4Vくらい

構造的に仕方が無い部分もあるんでしょうが、正直コスパはあまり良くない様に思います。

実はアコギにも使える

ここも中々面白い点ですね。

ピックアップ付きのアコギやエレアコで使用する人が多いと思いますが、普通のアコギでもちゃんと使えます

基本的にはエフェクターなどの機材の使用が少ない、アコギ1本でやってる人だと、かなり新鮮に感じるかも。

ナイロン弦での使用は出来ません

 

EBowの使い方

とは言っても基本的には弦に近づけるだけ。

基本的な使い方

説明書は英語ですが、図解でいくつかの例も挙げてくれています。

押し付けすぎると弦がビビってしまうので、軽く当てるくらいで充分です。

EBowの説明書

ピックアップやサウンドホールの近くあたりに当てるのが一般的だと思いますが、ギターによって良いポイントは違うので色々動かして体感するのが一番良いかと。

同時に鳴らせる弦は1本のみ

センター部分が溝になっていて、両脇の部分に鳴らしたい弦の両サイドの弦をセットする感じ。

同時に鳴らせる弦は1本だけです。

両サイドで固定されない分、1弦、6弦はやや不安定。

弦またぎが難しい

この辺りは自分の技量の無さもありますが、違う弦とも絡めて使う場合は中々難しいです。

一旦音が途切れますし、そこからの立ち上がりも少しかかってしまうので。

練習次第ではありますが、基本的には同一弦を中心に演奏する事が多くなると思います。

ピックと併用もアリ

性質上、音の立ち上がりが遅いのでピックと併用するのも良いです。

基本的には手の平で覆う様な形で使う事が多いと思いますが、ピックを使った奏法用に握り込める様な形状にもなってます。

EBowピックと併用

ピックや指で弾いたあとにEBowを近づけるとちょうどフィードバックの様なサウンドに。

プレイ的にはちょっと難易度が高くなるんですが、汎用性の高い使い方だと思います。

用途としてはBOSSFB-2DIGITECHFreqOutなんかと近い感じですかね。

 

スライドバーと併用する人も多い

同一弦での演奏が多くなるのでその分、スライドバーとの相性は良いです。

空間系のエフェクトをかけて、スライドバー使うとアンビエントな独特のサウンドも作れます。

コピーバンドで単発で入るようなキーボードやストリングスのパートを、ギターでそれっぽく再現というのも良いですね。

 

EBowの価格はやや高め

個人的な印象ですが、値段は大体1万3000~4000円ほどとやや高め。

価値に関しては人それぞれですが、そこそこのエフェクターが一つ買えてしまう値段ですしね。

 

ただ構造とか考えると、このくらいは仕方が無いのかも。


同一系の商品としては廉価(-5000円くらい)でTC ELECTRONICからAEONというのも出ています。

ただ、こちらは使用した事が無いので、申し訳ないですが使用感は不明。

EBowは使いどころは難しいが持っておきたいアイテム

EBowは現状

  • コスパはあまり良くない
  • 使いこなすのは難しい
  • 使い所も限定されがち

と中々に人を選ぶアイテムで、この辺りがイマイチ流行り切らずにいる原因な様に思ってます。

決して万人にすすめられるものでは無いですが、個人的にはこういう尖った(?)機材は大好物です。

最近ギターにマンネリ気味、新しい音を探してる、レコーディング等で「ストリングスっぽい音を重ねるのに使ってみたい」といった人なんかは試してみても面白いと思います。

 

 

 

 

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