ZOOMのG2 FOURが良かったので、あえて欠点を語ってみる

音楽
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2022年12月にZOOMから発売されたマルチエフェクターのG2 FOUR。

しばらく使用してみた感想としては中々の良機種ですが、気になる点もいくつかあります。

ここでは個人的に感じた欠点というかデメリットを要望も兼ねていくつか書いていきます。

 

全体的な使用感などはこちら

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個人的に感じたG2 FOURのデメリット

G2 FOUR本体だけでなく、周辺環境も含めて挙げていきます。

PC版のGUITAR LABは非対応

ZOOMの以前までの機種であればPCのGUITAR LABを使って編集出来ましたが、G2 FOURでは対応していません(2023年2月時点)。

PC版のGUITAR LABに今回のG2 FOURは対応機種に含まれていない

まあ個人的にはPCでの設定は最初くらいしか使わない事が多いですし、今の時代は端末アプリの方が実用的なのでそんなに問題は無いんですが、PCと繋げるオーディオインターフェース機能があるのに、少しもったいない気がします。

Handy Guitar Labのアプリは有料

ただその専用アプリのHandy Guitar Labは有料なんです。

別に160円なんで良いんですよ。ただ、このくらいならもう本体価格に含めて欲しい。なんか哀しくなるので。

現時点では有料ですが、最終的に無料に変更されそうな気もしてます。

専用アプリはiPhone勢には優しくない

専用アプリのHandy Guitar LabはiPhoneとAndroid共にUSB-Cで繋ぐ事によって使えますが、iPhoneの場合は別途カメラアダプターが必要になります。

iPhone勢全員が持っているものでは無いですし、ここはちょっと不便ですね。

ちなみにiPhone純正のUSB-CとLightningの変換プラグでは認識しませんでした。

iPhoneに付属しているLightningとUSB-Cでは認識されない

ここはG2 FOURというよりはiPhone側の問題ですかね。Lightningいい加減にして欲しい。

自分はカメラアダプターは持って無いのでiPadに繋げて使っています。

エフェクターの選択中はその音しか鳴らない

操作の面で気になった所と言えばG2 FOUR本体でエフェクターを探す時に、その選択したエフェクターのみの音しか鳴らない所

他のエフェクターを並べていても、この選択画面で出るのはTS DRIVEの音だけ

例えばアンプを既に選択している状態で歪みペダルを足そうと選択しても、その歪みペダルの音しか出ないです。

すでに作っている音に足すとどう音が変化するかは選んでからわかるというのが少し使いにくい。

アプリで選択していく場合は普通に出来る

現状、アプリからなら出来るんですが毎回繋ぐのも少し手間なので、本体でもこの仕様にするか、選択出来る様にして欲しい。

パラメーターの表示時間は少し短い

エフェクター選択時には画面下のつまみを回して音色を調整しますが、このパラメーターは一定時間で消えてしまって表示されている時間が少し短いです。

ほとんどの人の場合が、弾く→調整→弾く→・・の作業を繰り返す事になると思いますが、その動作中にパラメーターの表示が消えてしまう事も結構あります。

なんかこの微妙に短い感が少し気になります。

演奏中だと横スクロールスイッチは微妙

G2 FOURでは画面に表示されるエフェクターは3つで、他のエフェクターを表示する場合、横スクロールのスイッチを使いますがここが微妙です。

演奏中だと押せなくは無いですが、ちょっとキツいというか誤操作が出そう。

ただ3つのエフェクトのon / offとパッチの選択モードとを組み合わせて使えば、ある程度は下3つのスイッチと上のフットスイッチのみで何とか出来そうではあります。

余程、音色を頻繁に切り替えるという人で無い限りは問題無いかも知れません。

キャビネットの選択は出来なくなった

前機種のG1 FOURではアンプシミュレーターのキャビネットも選べましたが、G2 FOURではその機能は無くなっています。

実機でもヘッドとキャビは別機種というのは珍しくないですし、マルチエフェクターの中でも結構面白い試みだったので少し残念。

ただ、その分エフェクト枠も消費していたので、ここは一長一短な所でもあります。

ルーパーとリズムで枠を消費する

並べられるエフェクターは最大で6+1(ペダル)ですがルーパーとリズムのそれぞれで枠を消費します

ルーパーやリズムも一つのエフェクターとして6枠の内一つを使う

一つ一つのパッチに対してルーパーやリズムを組み込んでいくのは現実的じゃない上に、2つ並べると残りの枠は4つ

なのでリズムと同期するループ専用のパッチを作るにしても、音作りの自由度も下がってしまいます。

あくまでオマケ機能的な感じというか、この仕様は一番残念だったポイント。

搭載されているエフェクターは現時点では少し物足りない

G2 FOUR本体には79種類のギターエフェクトが標準搭載で今後、50種類以上のエフェクターが追加可能との事ですが、現状では少し物足りなさも感じます。

恐らく後から追加はされると思いますが、もう少し最初から入っていて欲しいというか小出し感があります

ZOOMはこの辺、過去に前例もあるので。

G1X FOURには入っていたペダルバイブ

たぶん需要は少ないだろうけど、G1X FOURに入っていた揺れのスピードコントロール出来るUni-Vibeは個人的に追加して欲しい。

ディレイにTAIL機能が無い

これも痛いです。

今の所、全てのディレイにエフェクト音を残してくれるテイル機能がありません

現時点では何故かリバーブのみについています。

人によっては問題ではないかも知れませんが、自分の場合は、G3の頃から「もう全てのディレイにこの機能をつけてくれ」と感じてたのでここも何とかして欲しい。

アップデートで改善されるのを期待

あえて気になる点を探したので多少難癖みたいなものもありましたが、今回のG2 FOURもタイトル通り中々の良機種だと思います。

今後は本体、アプリ共にアップデートで改善出来るとこはして欲しいですね。

過去にもZOOMは後出し的な感じで改善してくれたりもしてるので、本気で期待してます。

ZOOMさん頼みます。

 

 

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