BOSS WL-20を使い続けたレビューにもなってない感想【ギターワイヤレス】

WL-20 ワイヤレス音楽
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一時は売り切れが続出していたBOSSのギターワイヤレスシステムWL-20。

大体2年ほど使い続けてみて感じた、正直な感想を書き綴ります。

 

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BOSS WL-20を使い続けた感想

ワイヤレス

BOSSの公式から抜粋させてもらった、簡単なWL-20のスペックは一応こんな感じです。

 

    • ギターやベース、電子楽器に接続するだけで即座に使用可能なワイヤレス・システム
    • トランスミッターをレシーバーに約10秒間ドッキングさせるだけで、自動で最適なワイヤレス接続を確立
    • BOSSが独自に開発したワイヤレス・テクノロジーにより、高音質で安定した接続を2.3msの超低レイテンシーで実現(伝送範囲:15m ※1)
    • 最大12時間の連続使用が可能な充電式内蔵バッテリー ※2
    • 汎用USBアダプター(5V/500mA以上)で簡単に充電可能
    • 3mのギター・ケーブルを使用した際の自然な音質変化を再現したケーブル・トーン・シミュレーション(WL-20のみ)

※1 使用場所の状況により変動
※2 フル充電時には最大でトランスミッター約12時間、レシーバー約10時間の使用が可能

引用元:BOSS WL-20/WL-20L     https://www.boss.info/jp/products/wl-20_wl-20l/

一旦、細かいスペックは置いといて

 

WL-20、かなり良いです

現時点で2年ほど使ってるんですが、これは買って大正解でした。

 

スペック的にまず気になる点と言えば音質。

あとはレイテンシーや音の途切れだと思います。

レイテンシー(音の遅延)

流石に普通に弾いてる分には気にならないレベルですね。

厳密に言えば若干は遅れてるんでしょうが、余程の事が無い限り大半の人は問題無いかと。

 

スペック的には2.3msの超低レイテンシーとなっています。

同タイプで有名なXvive/XV-U2でも6ms未満となっているので、あまり数字はわかりませんが数字上でも確かに低レイテンシーですね。

Xviveでも気になるって人はそこまで多くは無い様なので、気になる人は稀だと思います。

音の途切れ

主に自宅とスタジオ(知人がワイヤレスを使っての状態もアリ)という環境下の使用で、2年で3、4回くらいあったかな~レベルです。

それも一瞬「ブツッ」てくらいで、「あれ一瞬途切れたかな」くらいでした。

電波なのでもちろん個人の環境にも左右されるとは思いますが、こちらもまあ問題無い印象。

 

自分は経験ありませんがWi-Fi環境下によっては影響を受けるという話も聞きます。

音質

一番、肝心の音質ですが流石に音の抜けはシールドの方が良いですね。

普段はこのPROVIDENCE / F201を使ってます。

ギターシールド PROVIDENCE

比べると輪郭が僅かにボヤけるというか若干、モコってるってかなという印象。

ただ、あまり質の良くないシールドなんかよりは良い印象ですし、個人的には違うシールドに替えた時くらいの違和感です。

全体的な使用感

これはWL-20に限った話では無いですが、ワイヤレスがかなり快適です。

どちらかと言えば「ライブなんかで激しく動き回るタイプの人用」という印象だったんですが、思いのほか自宅の使用なんかでもかなり良いです。

WL-20 ストラト

ストラトタイプのギターだとこんな感じ。

アコギ感覚でさっと弾けるのはもう快適以外の何物でも無いですね。

 

  伝送範囲

上のスペックを見る限り15mとなってます。

限界まで試したりはしてませんが、木造建築の1階で弾いても2階に置いたアンプがちゃんと鳴ります

ルーパーなんかを使うという手もありますが、音漏れがどの程度かというのを客観的に確かめられるのも良いですね。

 

ライブでも小さなハコくらいなら混線なんかが無い限り、どこで弾いても余裕っぽいです。

 

  バッテリーの持ち

2年くらいコンスタントに使ってますが、明らかに持ちが悪くなったという様な事は無いですね。

もう少し悪くなるかなとは思っていたので、これは結構うれしい誤算でした。

ドッキングするだけで、ワイヤレス接続設定は完了

こうやってまとめて充電出来るのも楽で良いです。

 


それぞれ、個別に充電する事も出来ます。

 

 WL-20Lとの違い

WL-20Lは基本的にはプリアンプを搭載したエレアコやキーボード用と認識しておいて問題無いかと思います。

WL-20の方はケーブルトーン・シミュレートといって「シールドケーブルを通した音」のシミュレートがされている様ですね。

 

あえて使うという方もいるみたいですが、こだわりの無い限り通常のエレキならWL-20の方で間違いないです。

WL-20を選んだ理由

ワイヤレス系の製品は結構多いですが、自分がWL-20を選ぶ決め手になったのは

  • BOSSへの信頼
  • バッテリーの容量
  • 色んな使い方が出来る

このあたりが大きな理由です。

 

  BOSSへの信頼

こう文字にするとなんか大袈裟な感じがありますが、まあBOSSだしそんなダメなものは出してこないだろう程度です(笑)。

 

 バッテリーの容量

この手の製品って電池式を含め、自分でのバッテリーの交換が出来る様なものはまだ少ないんですよね。

基本的には使い切れば買い替えって印象なので、シンプルにバッテリーの持ちが多いものの方が長い目で見ればお得かなと。

 

例えばXviveだと駆動時間は約5時間

対してWL-20だと12時間になっているので、ここの差は大きかったです。

ただ送信機の方は10時間なので駆動時間は実質10時間ですね。

 

 色んな使い方が出来る

挿すだけなので結構色んな使い方が出来ます。

他のアンプを使う事もありますが、最近はTHR10に繋ぐことが多いです。

bluetoothレシーバーと併用して完全にワイヤレス化。

最新のTHRシリーズや同価格帯のアンプではbluetooth機能も搭載しているものも多く、ワイヤレス対応しているものでは同じ事は出来ます。

ただ別途、対応ワイヤレス(line6 Relay G10T)の購入が必要だったりとコスト的には、これがあれば結局はそんな変わらないんですよね。

 

手軽に扱えるのでどんなアンプもワイヤレス化出来ますし、エフェクターボードの場所を取らずに直接挿すことが出来るのも大きいです。

 

完全に「エフェクターボードに組み込んで使う」と用途がハッキリしている場合なら、WL-50WL-60も良いと思います。

 

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気になる点

しばらく使ってみて個人的に気になった点といえば

  • 見た目がちょいダサ
  • 出っ張り
  • オンオフスイッチがついていれば良かった
  • 一瞬、どっちがどっちかわからない
  • レシーバーとの充電時間差
  • 自然放電が結構ある?
  • 一部装着出来ないギターがある
  • 値段

こんな感じです。

それぞれ噛み砕くと

 

 見た目がちょっとダサい

これ関しては、完全に主観です。

単品で見ればダサカッコいい感もありますが。

こればっかりは仕方がない所もありますが、ギターに挿すとやはり少しダサめ。

特に気になるのはやっぱり出っ張りです。

 

 出っ張り

ストラトとかの前面にジャックがついてるタイプのギターなら全く問題は無いですが、レスポールやテレキャスタイプの様にサイドにジャックがついてるギターだと気になります

wl-20 レスポール

見かけはともかく、ぶつけてしまったりもあるし。

立って弾く分には問題無くても、座って弾く人だとかなり邪魔になるかも

 

ここに関してはXviveの様に折り畳めればもう少しマシだったかも知れません。

BOSSは小型アンプのKATANA-AIRやヘッドフォンアンプのWAZA-AIRでもこの形を採用してるので、しばらくBOSSのワイヤレスはこの形状になりそうですね。

 

 オンオフスイッチがついていれば良かった

オートスリープ機能はありますが、シンプルにon/offのスイッチがついていても良かったかなと。

挿しっぱなしが出来るので。

 

 一瞬、どっちがどっちかわからない

この手の製品には多いんですが、なんで受信機と送信機が似た様な形なんでしょうね?

取り外して置いていると一瞬、迷います。

wl-20 比較

*左が受信機、右が送信機です。

一応裏には表示がありますが、薄暗い環境だとパッと見でいまだに迷います(笑)。

 

 レシーバーとの充電時間差

それぞれバッテリーの持ちが違うので「いざ使おう」って時に片方だけ切れてる事があります。

別々に充電出来ますし大抵演奏前にはフル充電しておくので、ほとんど気にならない部分ですが強いて挙げればレベルですね。

 

 自然放電が結構ある?

買った当初は使用頻度が高かったのでわからなかったんですが、フル充電して置いておいてもしばらく経つとバッテリーはちょっと減ってます

最初からそうだったのか、使い続けたからそうなったのかはわからないですが。

探したんですが、そういう口コミはあまり見なかったので個体差もあるのかも知れません、

 

 一部装着出来無いギターあり

YAMAHA サイレント・ギター、アクティブピックアップ搭載ギター、物理的に刺さらないギターは変換プラグなどで対処する必要がある様です。

自分の手持ちギターではどれも問題なく使えましたが、上の条件に当てはまったりジャック周りが変わったギターを持ってる方は気をつけた方がいいかもですね。

 

  値段

多くの人がそうだと思いますが、やっぱこれは気になりましたね。

相応の質だとは思いつつも、類似品よりも5〜6000円くらいは上がっちゃうんで

この辺りは人それぞれかも知れないですね。

今は大体どこも2万ほどです。

値段は自分が買った時とほとんど変わってない感じ。

 

自分が購入した時にはまだ発売されてなかったんですが、今ではWL-60も発売されてますね。

上で挙げた気になってた点のいくつかは解消してるので、もう「ガッツリ、ワイヤレスでいく」って人はこっちもアリだと思います。

ただ値段が更に1万くらい上がっちゃうのが、かなりネックですね〜。

今のがダメになったら試してみようかなと思っています。

最後に:おっさん世代こそ試して欲しい

最初は「ワイヤレスがどんな感じか試してみたいな」くらいの気持ちで買ったんですけど、これが想像以上に快適です。

他にもワイヤレス製品は多いですが、自分はこれをおすすめします。

「エレキはシールドで繋いでナンボだろ」という様なこだわりのある人にも、一度は体験して貰いたいですね。

 

いいですよ、WL-20。

少しでも興味があるor迷ってる方には是非、試してみて欲しいです。

 

 

 

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