BOSSの王道エフェクターであるディストーションペダルDS-1。今更、語る必要も無いくらいの機種ですが20年近く使用してきた感想と共に少し振り返ってみたいと思います。
BOSS DS-1
- 1978 年の発売以来、多くのプロ・ギタリストに愛用されている定番のディストーション
- 粗くエッジの効いたアタックにより歪ませても音が潰れすぎないので、キレのあるバッキングやソロに最適
- DIST つまみを絞り、ブースターとしての使用も可能
- ユニークなトーン回路を搭載しており、幅広いサウンド・シェイピングを実現
- ギターやピックアップの違い、奏法等によって⾳⾊が素直に反応してくれる表現⼒の⾼いディストーション
- ギター側のボリュームを絞ると輪郭のはっきりしたクリーン・サウンドを得ることが可能
引用元:BOSS DS-1 https://www.boss.info/jp/products/ds-1/
となっています。
自分の事を少し話すと、僕が初めて買ったエフェクターがこれです。
「1978年に発売され」とあるんですが、日本では1989年に一度生産終了となって再度復活した(2001年くらい)みたいですね。
その頃のものと現行の台湾製のものとでは結構別物らしいですが(いわゆる銀ネジとかのやつですね)、
ちょうどその復活の時期に手に入れました。
冒頭でちょっと盛ってしまいましたが、実際に使ってた期間で言えばトータルでたぶん7~8年くらいです。
ただメインで使ってない期間も部屋で使って弾いてたりとかはしてたんで(笑)。
7年ほど前にfender jaguarを手に入れたのをキッカケにまた結構使う様になりました。
やっぱ相性はかなり良い気がします。
ちなみに同時に使ってるとやっぱりかなりの確率で「カート好きなんですか?」って聞かれます。(次にジョン・フルシアンテ)
別にそういう訳でも無いんですけどね~、もちろん二人共好きですが。
まあともかく、一応そのくらい使い続けた感想を語ります。
DS-1を使い続けた感想
長年使用してきて良い点、悪い点をそれぞれざっと挙げると
という感じですかね。
簡単に説明していきます。
とにかく頑丈
まあボスコンってのは丈夫ですよね、実際20年近く経っても普通に使えてる訳ですから。
アナログのエフェクター自体、基本的には長寿だと思うんですがボスコンはその中でも群を抜いてるんじゃないかなと。
僕が使用しているDS-1ですが、側面から見るとこんな感じ。
写真ではわかりにくいですが、もうかなり変色してます。
これを使ってた時はスイッチャーと併用してたんで、個体自体の傷み具合はあんまり無い感じですね。ただそれでも20年近く経ってるので、それにしてはめちゃめちゃ綺麗な部類だと思います。
流石にゴムの部分も変色して多少の劣化はしてますが。
使い方や、個体差はあったかも知れませんが、これだけ使ってるのにガリなんかが出てないのもうれしいとこ。
海外の動画でボスコンはどれだけボコボコにしても音が出る、みたいな検証(?)動画みたいなのもありますし(わざと壊すみたいなのはあんまり好きじゃないんですが)これだけ経っても問題無いので耐久度は凄いですね。
色々とわかりやすい
まず操作面ではツマミが3つで、それぞれがハッキリかかるんで実にわかりやすいんですね。
何もわからない様な頃でも問題無く扱えた記憶があります。
あとは何と言っても「音」です。
踏んだ瞬間「あ~これこれ」みたいな、本当に王道のディストーションサウンド。
これ使うと一気に上手くなった気がしました。気だけ。
オーバードライブよりもわかりやすく歪むので、即買いでしたね。
BOSS公式の紹介動画ですが、かなりの年代物ですね(笑)。
まだyoutubeなんかが無い頃から楽器屋では結構この映像が流れてた気がします。
時代も感じますが、音は本当わかりやすいですね。
安い
そのまんまですね。
自分が買った時はちょうど復刻の時期だったので(たしか2001年)、良く行く楽器屋ではそのセールも兼ねて5000円切ってました。
学生には本当ありがたかったですねー、まさかその頃にはここまで使うとは考えてませんでしたが(笑)。
コスパ良すぎです。
流石に今は5000円を切るという事は無さそうですけど、それでも安いですね。
低音があんまり出ない
ここまでは良い面ばっかだったんですけど、これはちょっとダメな点ですかね。
色々、工夫したりすれば何とか補える部分でもあるんですが
やはり単体では何とも出来無いという点ではちょっとマイナス点。
使えるトーンの幅は狭い
上に挙げた公式からの特徴では「ユニークなトーン回路を搭載しており、幅広いサウンド・シェイピングを実現」とあるんですが、実際使えるトーンって大体10時~2時くらいだと思うんですよね。
たしかに効きが良いと言えばそうなんですけど、そこまで振り切って使ってる人はあんまり見た事無いです。
まあデメリットという程のものでは無いんですけど。
DS-1の魅力
ある程度ギターを弾いてると、特に歪み系のペダルなんかは本当に色々試すと思うんですが
なんというか、ダメな所も含めて「なんだかんだで結局コイツ」みたいな安心感があるんですよね。
実家に帰った時の様な感覚ですかね(笑)。
わかってくれる方も結構多いんじゃないかと思います。
ボスコン全般に言えるんですが「踏みたくなる」形状をしてるのも良い。
あとオレンジもなんか好き。
少し前には40周年記念でこういうのも発売されました。これはこれでカッコいいですよね。
正直かなり迷ったんですけど、中身は全く同じみたいなので流石に踏みとどまりました(笑)。
でこれを書くにあたって久しぶりに見てみたんですが、かなり値上がりしてる!
当時はたしか7000円くらいだったんですよね。
やっぱ買っておけば良かったかな、と少し後悔もしています・・。
一応、画像用にリンクは貼っていますが、基本的にはもう中古か転売で手に入れるのがメインだと思うのでヤフオクなりメルカリなんかを使う方が良いかも知れません。
まとめ
ボスコンはバッファの面なんかで好き嫌いが分かれたりすると思うんですが、やっぱり使いやすいエフェクターですよね。
勝手な印象ですけど、世界中のギタリストで「弾いたことが無いって人はいないんじゃないか」ってくらいに思ってます。
何が言いたいのか自分でも良くわからなくなってきましたが、とりあえず「コイツいいよ!」、「めっちゃ長く使えるよ」って事だけ伝わればうれしいです。
ギター始めたばかりで最初のエフェクターを何にしようか迷ってる人もおすすめですよ。
ざっとでも読んでくれた人ありがとうございます。
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