現在、ZOOMから発売されているG2 FOURとMS-50G+ 。
G2 FOURの値段が下がった事により、価格帯が近くなりどっちを買うか迷っている人もいるかと思います。
一応、両方をしばらく使ってみた経験から両者の違いと共に考えていきたいと思います。
G2 FOURとMS-50G+どちらがいいのか

MS-50G+とG2 FOURは、内蔵エフェクトも同じ物が多く、共通している点も多いですが当然微妙にコンセプトが違います。
なので端的に言うと、どういう用途をメインで考えているかで選ぶのが良いと思います。
一応AIにも聞いてみた
気になったので一応いくつかのAIにも聞いてみました。
ちなみにですが海外の雑いYoutuberの様な感じのサムネも、ついでにAIに作って貰ってます(機材画像は自前)。
出てきた答えとしてはどのAIでも大体同じで
- MS‑50G+ — ペダルボードに組み込みたい“コンパクト派”や、軽量でシンプルな多機能サブ機を求める人向け。
- G2 FOUR — アンプやルーパーまで含めて“これ一台で完結したい”オールインワン志向のプレイヤー向け。
ざっくりとまとめると、こういった感じの答えでした。
解答の細かい所を見ていけばスペック等、微妙に誤認してる点もあったりと鵜呑みにしてはダメですが、この答え自体は大まかには自分も似た様な感想です。
ここからは補足というか、それぞれに感じた比較も含めた感想を書いていきます。
アンプシミュレーター以外、音の違いはあまり無い
まずは肝心の音ですがアンプシミュレーター以外のエフェクター音はほぼ同じだと思います。
そこまでガッツリと比較はしてませんが、全てをオフにした状態のバイパス音もそこまでの違いは感じません。

例えばTUBE SCREAMERのモデリングだと表示もほぼ同じ
まあ厳密に言えば、微妙な違いはあるんでしょうがほぼ同じと思っていても問題無いと思います。
一方でアンプシミュレーターに関してはどちらもマルチレイヤーIRを搭載しているとはいうものの、出音に少し違いがあります。
G2 FOURの方が解像度と言うか音が細かいというか、よりハッキリとした感じでしょうか。
個人的な印象にはなるけども、多くの人はG2 FOURの方が良い音と判断すると思いますしアンシミュをメインで使いたい人に関してはG2 FOURの方が良いと思います。
MS-50G+の専用アプリHandy Guitar Lab for MS-50G+は現状iOSのみ
G2 FOURとMS-50G+は共にそれぞれHandy Guitar Labという専用の編集アプリがあるんですがMS-50G+の方は何故かiOSのみです。

G2 FOURの方では普通にiOSとAndroidどちらもあるのに、これは本当に謎。
最初の内はその内追加されるだろうと思ってましたが、いつまで経っても追加される気配もありません。
もちろんアプリ無しでも使う事は出来ますが、Androidユーザーには不親切な気がします。
専用アプリはほぼ同じなのに別々
また、その専用アプリですが使い方と中身はほぼ同じ感じなのに、G2 FOURとMS-50G+ではそれぞれ別アプリとなっています。
どちらも持ってる人もいるので、正直一つにまとめて欲しかった。
ただ内蔵のエフェクトとかは微妙に違うので、無理だったんでしょうか。
アプリの表示もほぼ同じ感じ。左がMS-50G+、右がG2 FOUR。
どちらも共通した点ですがアプリだとメモリ使用率や処理能力が見れるのは少し便利かも。
またエフェクトを追加するのに、それぞれアプリは必要になってくるので機能をフルで使いたい場合は入れるのが必須になります。
なのでMS-50G+の方の購入を考えているAndroidユーザーは、その点も知っておいて欲しい。
視認性はMS-50G+の方が少し良い
G2 FOURの方は表示パネルはモノクロですがMS-50G+の方はバックライトがカラーになってます。
上の画像の様に歪み系はピンクっぽいカラーと液晶画面のバックライトはエフェクトの種類に応じて7色に変わります。

別に無くても良いですがパッと見で、現在選択されているエフェクトの種類がわかるのは結構良かったりはします。
また今回、どちらもチューナーの精度が結構良い気がしますが(たぶん性能は同じ)、MS-50G+の方は合うと緑系のカラー表示になります。

特にライブハウスとかの薄暗い場所でプレイする場合は、大した事が無い様でもこういうのは地味に助かったりします。
ライン出力したい場合はG2 FOUR
ラインで出力したい場合はG2 FOUR一択です。
G2 FOURの場合は起動してすぐに選択画面が出てきて出力を選べますが、MS-50G+の方ではライン出力自体が出来ません。

G2 FOURの方は起動後にすぐアウトプットが選択出来る
なのでMS-50G+は基本的にはアンプに接続する事が前提の機種と思っていて良いと思います。(別途アンシミュ等があるならそれでも可)
またアンプに繋ぐ場合、基本的にはどちらも普通にインプット挿し推奨との事です。
MS50-G+の評価の中で「旧型の方の良かった」と言う声もありますが、これもその要因の大きな一つだと思います。
「なんでMS-50G+にはライン出力をつけてくれなかったのか」とも思いますが、その後アンプシミュレーターのみに特化したMS-80IR+が発売されたので、それとの差別化をしたかったのかも。
内蔵エフェクト数はG2 FOURが少し多い
内蔵されているエフェクトはどちらもほとんど同じものですが、アップデートによる追加分を含めると、G2 FOURのエフェクト数は156(内アンシミュが22)、MS-50G+は128(内アンシミュが22)とG2 FOURの方が少し多め。(2026年10月時点)
アンシミュの数は同じですがG2 FOURにはペダル系のエフェクト(ワウやワーミー)もあるので、その分少し多くなった感じ。
どちらも最低限のエフェクトは大体、揃っている印象です。
ただ気になる所で言えば、シマー(Shimmer)リバーブがどちらにも入ってこなかった点でしょうか。
自分は元々あんまり使わないですが、使いたい人は結構多いと思うので意外でした。
少なくともどちらかにはアップデートでの追加では入ってくると思ってたので残念。
空間系特化の別モデルである「MS-70CDR+」にはシマーが標準搭載されているみたいなので、これも差別化したかったのかも。
基本的にディレイ系のエフェクターにはどちらもテイル機能がない
また、これもどちらの機種にも共通している点ですが、どちらの機種にもディレイにオフにしても残響音を残してくれるテイル機能がついてません。
気にならない人は気にならないと思いますが、個人的にはあった方が使い易いので残念です。

厳密に言えばホールドディレイだけは残響音を残す事が出来ますが、使い勝手としてはやや特殊なのでどちらかにはテイル機能のあるディレイが入ってて欲しかったです。
練習メインで使うならG2 FOURの方が良い
単体で練習メインとして使いたいなら圧倒的にG2 FOURが良いです。
リズムマシンに短いとは言えルーパー付き。かつAUX IN端子も付いているのでスマホやPCの音楽を流しながら、ヘッドホンやイヤホンでの練習も出来ます。
ただBluetooth機能は付いていないので外部音源を流す場合は有線接続になります。

逆にMS-50G+の方はそれ単体ではMS-50G+の方にも短いルーパーくらいは入ってて欲しかったかな。
これに関しても同シリーズでルーパも別途発売されているので、差別化の意味合いもあったかも。
なので練習でも多く使っていきたいというのならG2 FOURの方が良いと思います。
MS-50G+のサイズはG2 FOURの半分以下
恐らくエフェクターボードを組んだ事のある人なら皆わかると思いますが、小さいってのは本当に正義です。

MS50-G+はG2FOURの半分以下のサイズ
もちろん、小さい分若干の操作性や踏みやすさ等を犠牲にする部分はあるものの、MS-50g+はいい塩梅の大きさで重宝すると思います。

右はHOTONEのミニワウペダルsoul press
当然、持ち出しも楽で軽いセッションとか簡単な音合わせくらいなら最悪、これだけでもそれなりに何とかなったりします。まあ実際はブースターくらいは追加しますが。
自分の場合、家での簡易練習はG2FOUR、ボードに組み込むのはMS-50g+みたいな感じが多いです。
MS50G+は電池駆動が可能
両者の違いとして個人的に何気に大きいと思うのがバッテリー駆動の有無です。
どちらもUSB-Cでも給電は出来るものの、G2 FOURの方は電池含めバッテリーでは動きません。
マルチの様なデジタル系のエフェクターは電源を分けるという人も多いと思うので、やはりそういう意味でもエフェクターボードに組み込みやすいのはMS-50G+だと思います。

旧型の頃からそうですが、音楽系でよく使う9Vでは無く、普通の単三電池で動くのは多くに人にとってありがたいと思います。
長く使う事になるのはMS-50G+な気がする
ここまで書いてきて、ほとんど部分でG2 FOURの方が上回ってる様にも思えますが個人的に長く使う事になるのはなんだかんだMS-50G+な気がします。
どちらを使うにしろ、恐らく多くの人はドンドン自分好みの機材を足していくと思いますし、ずっとマルチ一つでプレイするという人は少ないはず。

MS-50G+はやはり従来のコンセプト通り、これのみでというよりは「ボードに足りないものをいくつか足す」という様な使い方がベストな様に思えますし、サイズを考えるとなんだかんだでボード内に常駐するというか、一つ入れておくと安心というか、サイズ感や取り回しの良さで結構長く使われる気がします。
旧機種のMS-50Gからそうですが実際、自分も結局のところそういう使い方に落ち着いてます。
音作りの自由度はどちらも高い
旧機種であるG3くらいからの流れになりますが、個人的にZOOMのマルチの面白い所は内蔵のエフェクターを自由に並べられる点だと思ってます。
一般的なマルチエフェクターなんかでは各エフェクトの並び順は決まっていたり、それぞれの系統ごとに一種類しか選べないというものも多いです。

例えばNUXなんかだと、エフェクトは各系統ごとに一種類ずつ
その点ZOOMのマルチのコンセプトの「実際のエフェクターを並べた様に扱える」というのはかなり自由度が高いです。
極端な話、ディレイペダルを3つ連続して並べる事や、歪み系を重ねがけ出来たり、またその順番を入れ替えたり(音もちゃんと変わる)と結構実験的な音作りも出来るので好きです。

G2 FOUR、MS-50G+共に違った種類のディレイペダルを3種並べたりする事も可
G2 FOURなんかにセンドリターンがあれば、もっと幅広い音作りも出来たと思いますが、流石にこの価格帯でそこまでは求められないでしょうか。
初めてマルチエフェクターを買うという人にはG2 FOURの方がいいかも
もし、あまり機材が揃っておらず初めてマルチエフェクターを買うという人にはG2FOURの方をおすすめします。
上でも記載した様にオールインワンですし、シールドケーブルとヘッドフォンorイヤホンがあればこれだけで、すぐに使う事が出来ます。

一方でMS-50G+の方はこれ一つですぐに何かが出来るという訳では無く、最低限アンプなり他の機材と組み合わせて使っていくのがメインの機材となります。
またG2FOURでもMS-50G+の様に他機材と組み合わせて使っていく事は出来るので、無駄になってしまうという事も無いと思います。
MS-50G+とG2FOURはどちらもコスパは良い機材
あくまで自分なりの使い方をした上での比較なので、異論はあるとは思いますが、ざっくりとした比較と感想でした。
どちらも値段から考えると、かなりコスパの良い機種なのは間違い無いです。
ただ、メインとして考えている用途や求めるもの、環境といった部分は人それぞれ微妙に違うと思いますし、ぜひ自分の状況と照らし合わせて考えてみて下さい!
今回の内容が自分に合った機材を選ぶ際の参考になれば幸いです。








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